B型肝炎 一度は訴訟を諦めるも、ダメ元で手続したい。弁護士が提訴し、無事に給付金受給へ!

Kさん(70代 女性)

  • 事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。
ご相談時の症状
慢性肝炎
発症からの期間
20年未満

和解金

1,250万円

請求したとおりの和解案が国から提示され、給付金1,250万円に訴訟手当金と検査費用を加えた合計1,300万2,300円が支払われました。

相談までのできごと

50代のころ病気にかかり血液検査を受けた際に、B型肝炎ウイルスに感染していることがわかったKさん。慢性肝炎と診断され、バラクルードの服用による治療を開始しました。

その後、治療を続けながらB型肝炎の給付金請求ができないかと考え、ほかの法律事務所に相談したKさん。
しかし、Kさんのお母さまは約60年前、唯一の年長のきょうだいであるお兄さまは40年以上前に亡くなっていたため、「和解は難しい可能性がある」と言われてしまいました。

一度は訴訟を諦めたKさんでしたが、ダメ元でも話を聞きたいと、当事務所へご相談くださいました。

弁護士の対応

弁護士はまず、Kさんの診療録(カルテ)を確認。すると、母子感染が疑われる記載がありました。

そこで弁護士は、お母さまとお兄さまに関する死亡診断書などを取得し、資料を精査。
すると、お母さまが亡くなられた時期から母子感染の可能性が低いことがわかりました。
弁護士が母子感染ではないことを主張して訴訟手続を進めた結果、慢性肝炎で和解することができました。

弁護士からのコメント

今回のケースのように、お母さまや年長のごきょうだいが何年も前に亡くなっている場合、母子感染でないことの証明が難しくなることがあります。しかし、さまざまな資料を精査し根拠となる情報があれば、和解へ向けて手続を進められる可能性があります。

慢性肝炎の治療は、入院や投薬などで費用がかさむため、安心して治療を受けるためにも給付金を受け取ることはとても重要です。「請求できない」と諦めず、まずは一度ご相談ください。

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